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赤松材について浄瑠璃・傾城反魂香には「庄屋の名は産地は岩手、福島、長野、富崎などの各県で、当然のことながら赤松の景勝地を多く持つ地域でもある。 世界に巨を向けると、[口本以上に赤松松兵衛。 若い時にはすまふ(相撲)取り、あか松ぶちわった様に御座有しが、今老松になられて力ももとより下がり松」という一節が見られる。 やはり浄瑠璃・平仮名盛衰記に「年よりせいも大柄に、病(やまい)気なふて、ほんの赤松走らかしたやうに」とある。 往時、"赤松ぶちわったよう""赤松走らかしたよう"とは体格ががっちりしているさま、また、気性がさっぱりしているさま、をあらわした言葉だったのである。 |
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