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軍国主義へと傾斜していく世にあって、「優しさ」よりも「力」の美が讃えられたともいえる。 展にみる出品数の推移 戦後においても、赤松盆栽はその風情を懐しむ声こそ高かったものの、実際問題として人気が高まったり多くの愛奸家が競ってつくる樹種とはならなかった。 展における出品申し込み・入選数の推移が何よりもそれをよく物語っている。 第49回165回を集計してみると、平均入選数は約1・9本(出品申し込み4・9本)と、2本に満たない。 毎回200点前後が入選していることを考えれば、ほとんど無きに等しい数字である。 |
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