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ペットと石のまちで彫刻探求

たぬき


石なのに
ふくよかな

立派な持ち物です
鉢植え鉢の鑑定。
鉢植え鉢を自分で使う、あるいは愛賞する前に、まずその鉢の普通的な価値観を見分けて正確につかむことが大切である。
自分で野趣のある形と穂にほれて求め長寿梅を入れて展示会に飾ったところ、実はそれが信州でいくらでも売られている駅弁の釜飯の入れ物だったというのでは笑えぬ話になってしまう。
幸い鉢植え鉢は例外的な物をのぞいて、一般的に我々が見閨きできる範囲では古陶磁の世界と比べると、時代も産地も比較的限られている。
日本の物は江戸時代後期以後、中国物では清の薙正年間以後のもの、つまり一七〇〇年代以後の約一七〇;一八〇年代の作贔が大半である。
しかも鉢植え鉢という限られた朋途のために焼成された陶磁器であるから、なおのこと時代、産地あるいは作者の判別は容易である。
この陶磁を見極め、時代、産地、作者を正確に判別するための手がかりは、同じ用璃色の鉢を三つ、四つと並べられてもその相違を正礁に判断できる大切なポイントとなるものである。
この手がかりさえ知れば、馴れてくると誰にでも判別できるようになる。
ここで、まず鉢の色別に分類しようとするのも実はそのためなのである。
時代・産地・作者判別の手かかり土目。

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