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材の中でカミキリムシの蠣の体に乗り移った線虫は、初夏になると成虫になったカミキリムシといっしょにマツの材から出て、他の健全なマツの枝に移動する。 カミキリムシが健全な枝を食害した穴から線虫は侵入するわけである。 線虫に侵入された枝はやがて衰弱してくるが、カミキリムシはこのような衰退したマツを好んで産卵する。 このような仕組みのサイクルでマツの材線虫病による壊滅的なアカマツやクロマツのマツ枯れは起きている。 最近は本州中部、東北地方の高寒冷地にも材線虫病は暖地に比べて少ないが発生しており、岩手県、秋田県の男鹿半陽にまで拡大している。 |
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